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中域の利得を AM,
低域の時定数を TL,
高域の時定数を TH とすると,
利得は次の式で表わされます.
A |
= |
AM . |
(6.1) |
|
= |
AM . |
|
|
= |
AM |
|
ここで,
TL TH とすれば,
TH/TL 0 なので,
A AM
となります.
これに F の負帰還を掛けると,帰還後の利得 A' は,
A' |
= |
|
|
|
|
|
|
|
= |
= |
|
|
= |
. |
|
|
|
. |
|
|
= |
. . |
(6.2) |
となり,
中域の利得が AM/F,
低域の時定数が
T'L = FTL と F 倍になり,
高域の時定数が
T'H = TH/F と 1/F 倍になります.
すなわち,カットオフ周波数が上下にそれぞれ F 倍拡大されます.
図6.1に,AM = 1000 (
60 dB),
F = 10 (
20 dB)の場合の利得の周波数特性を示します.
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Ayumi Nakabayashi
平成19年6月28日