オルソンアンプは,1947年にRCAのオルソン博士によって行われた, オーケストラの生音とレコードの再生音を途中ですり替えるデモンストレーションに 使われたアンプです. 設計者は,A. R. Morgan氏です. 1950年のRadio and Television Newsという雑誌[1]に記事が掲載されています.
オルソン氏によれば, 家庭用アンプとしては,100dB (5W)を2〜3%の歪率で, 80dB (0.05W)を0.75%程度の歪率で出せればよいとのことで, これを実現するアンプとしてMorgan氏が設計したようです.