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1 コンセプト

2001年12月に衝動買いしてしまったオーディオ専科Professor 4を活用するために プリアンプが必要になったが, 市場には廉価なプリアンプがほとんどない状態であったため, 始めはパッシブプリでよいかとも考えた. LPの再生を考えると,フォノイコライザーも必要だし, 小型スピーカーを使用しているためトーンコントロールも付けたいしということで, これらを単体製品でまかなうことも検討したが, いっそのこと,真空管で作ってしまえということになった.

現代の低インピーダンスにマッチした管球式プリアンプの製作例を探したが, 手持ちの文献では長 真弓氏のものしか見つからなかったため, それをベースに構成を検討する. イコライザーは,S/N比を稼げるようNF型とする. トーンコントロールは特殊なボリュームを必要としないCR型とし, デフィートスイッチを付ける. Rec. outは,オフにすることができるようにし,ダビングも可能とする. また,ここに接続される機器の入力インピーダンスは, 10 kΩ 程度までを 十分にドライブできるようにする. Line outには,主に管球式のメインアンプを接続する予定のため, 47 kΩ 程度をドライブできるようにする.


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Ayumi Nakabayashi
平成19年7月7日