二極管には,電極がプレートとカソードの2つしかありませんから, これらの間にかかる電圧と電流の関係は (ヒーター,フィラメントの電圧を一定とすれば)一意に定まります. 図1.1の回路でプレート電圧 Ep とプレート電流 Ip を測定し, グラフで表したものが,二極管のEp-Ip 特性曲線(プレート特性)です.
図1.2に,5AR4の Ep-Ip 特性曲線を示します.理論的には,プレート電圧 Ep とプレート電流 Ip の間には, 次のような関係があります.
Ip = GEp3/2 | (1.1) |