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今回作成したQUAD IIタイプミニアンプの,
入力端子からスピーカー端子までのゲインの周波数特性を見ると,
中域のゲインは 37 dB で,
第一のポール p1 は
20 kHz に,
第二のポール p2 は
100 kHz にあります.
このとき,位相は図3のようになっていると考えられます.
図 3:
QUAD IIタイプミニアンプの周波数特性
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第一のポールは,位相反転段と出力段の間で生じているもので,
第二のポールは,出力トランスで生じているものと予想されます.
Ayumi Nakabayashi
平成17年6月16日