定インピーダンスアッテネータの製作

Ayumi's Lab.

2018年7月13日

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これまで,アナログディスクなどのディジタル化を行うオーディオインターフェイスとして, M-AUDIOのFAST TRACK ULTRAのハイインピーダンス入力を使ってきましたが, ゲインの調整範囲が広いので, 左右の微妙なバランスが取りづらく,設定の再現性も低いものでした. また,ライン入力はミキサーの出力を受けることを前提としているようで, レベルの調整ができず, しかも今使っているRIAAイコライザの出力ではオーバーレベルとなっていしまいます.

そこで,微妙なレベル調整とバランス調整が行えるアッテネータを製作しようと思いたちました. どうせ作るのならと定インピーダンス型にしてみました.

定インピーダンス型アッテネータの特徴ですが,

  1. 条件を満たせば,設計時の減衰量が正確に得られる
  2. 互いに影響することなく何段でも縦続接続ができる
となります. 高周波ではないので,インピーダンスをマッチングさせるメリットはありません.